このような症状でお悩みではありませんか？
- 歯磨きのときに出血する
- 歯茎が赤く腫れたり痛んだりすることがある
- 歯茎から膿が出ることがある
- 歯がグラグラしている
- 歯茎がさがり、歯が長くなったように見える
- 口の中がネバネバする
- 口臭が気になる
歯周病とは
「歯周病菌」の感染によって引き起こされる病気で、歯の周辺組織や歯を支えている骨が壊されるという炎症性疾患です。 歯の表面や歯と歯茎の隙間に着いた汚れ（歯垢）を住処にして菌が増殖し、それによって歯茎から出血したり膿んだりするようになります。進行すると、歯を支えている骨が溶けていき、放置しておくと最終的には歯が抜け落ちてしまいます。 また、糖尿病・高血圧･心臓病・認知症・骨粗しょう症などの全身疾患と深く関係していることもわかっています。 細菌の感染が原因となるため、口内を清潔に保つことが重要なポイントです。
歯周病治療の流れ
歯肉炎
■＜症状＞
- 菌によって歯茎に炎症が起き、歯茎が赤く腫れたり、歯磨きのときに血が出たりしますが、痛みはほとんどありません。
■＜治療法＞
- 正しい歯磨きや歯のクリーニングのような基本治療で改善できる段階です。
軽度
■＜症状＞
- 歯茎の炎症が進み、腫れや出血が頻繁に起こるようになります。
■＜治療法＞
- 進行を食い止めるため、正しい歯磨きや歯科医院でのクリーニングを徹底して行います。
中等度
■＜症状＞
-
炎症が悪化し、出血だけでなく膿が出たり口臭がきつくなったりします。
支えている骨が侵されていき、歯がグラグラしているという状態も起こります。
■＜治療法＞
- しっかりとした清掃を継続し、場合によっては、歯肉を切開して外科的な治療を行うこともあります。
重度
■＜症状＞
-
歯を支えている骨が壊された状態です。
歯のグラつきがさらにひどくなり、やがては歯が抜けてしまったり、歯科医師が抜歯したりすることもあります。
■＜治療法＞
- 外科治療とともに、抜歯を余儀なくされた場合は入れ歯など歯の欠損をカバーするための治療を検討します。
当院の歯周病治療
予防治療を重視
歯周病に対しては、予防を徹底することと、たとえ発症しても進行や悪化を防ぐことが大切です。そのためには菌の温床となる歯垢を除去し、口内を清潔に保つことが必要であり、歯科医院でプロが行う清掃と、ご自宅で取り組む歯磨き(ブラッシング)がポイントとなります。 当院では、それらに定期的に取り組むための「予防治療」に重点を置き、推奨しています。
専門の歯科医師による診療
当院の副院長は歯周病専門の歯科医師であり、長年にわたって多くの症例に関わってきました。その知識と経験に基づいて、各患者さまの口内の状態を見極め、適切な治療・アドバイスを行っております。重度の方への外科治療においても、高度な技術をご提供しています。
歯周病の外科的治療について
歯周病に対する外科的な処置として、当院では「リグロス」という薬剤を用いた「歯周組織再生療法」を行います。 歯周病で壊されてしまった組織は放置していても自然に戻ることはありませんが、リグロスには歯周組織を再生するという効果があります。顎の骨に直接塗布することで、歯を支える機能を取り戻し、グラつきや抜歯を回避できると言われています。 保険適用の対象となっているため、患者さまにとって負担の少ない治療となっています。
